RAW DEVELOPMENT / macOS

自分の写真に、
自分で答えを出す。

Nekomatenは、撮影者自身が自分の写真のために開発しているmacOS用RAW現像ソフトウェアです。

Photo book
『NEKOMATEN』
C108 / Day 2
南2 d11b
逆光の中で向かい合う2人とNEKOMATENの題字を配した写真集表紙
C108 / Cover developed with Nekomaten

まず、写真を見てください。

夕方の逆光を受けたススキ野原で寄り添って立つ2人 白い紫陽花に囲まれて振り返る人物 曇天の砂丘の稜線に立ち、海を見る人物

ここに並んでいるのは、加工の見本ではなく作品そのものです。全ページをNekomatenで現像したC108写真集から抜粋しています。

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「見た光」へ戻るために、
RAWから最後までつくる。

Lightroom Classicのような表現力と、迷わず触れる明快さ。そのどちらかを選ぶのではなく、撮影者の意図や好みを尊重しながら両立させることを目指しています。

Canon EOS R5 Mark IIとSony α7CRを中心に、RAWのデコード、デモザイク、ホワイトバランスから最終の色づくりまでを一気通貫で実装。自然光の逆光で髪や布が透ける見え方を軸に、雨、曇天、強い人工光まで、自分が実際に撮る写真から課題を見つけています。

Input / CR3・ARW ここからここまで、Nekomatenで処理 Output / 画面・書き出し
  1. RAW展開

    圧縮データを、センサーが記録した画素値へ戻す。

  2. 黒レベル補正

    光がない状態の基準値を引き、センサー値を整える。

  3. デモザイク

    ベイヤー配列の一色ずつの記録から、RGB画像を組み立てる。

  4. WB・カメラ色

    白色点を決め、機種ごとに実測・校正した色へ変換する。

  5. 階調・色調整

    露出、ハイライト、トーン、色を写真に合わせて仕上げる。

  6. 表示・書き出し

    画面のプレビューと書き出しを、同じ現像結果へつなぐ。

写真を預けるための、
四つのレール。

Protection / 原本

原本を勝手に変えない

既存RAWとXMPは読み取り専用。編集は独自sidecarへ分離し、撮影した原本とLightroom Classicとの共存を守ります。

Measured / 色

実測から色を作る

カメラごとの色をチャートと実写で校正。平均的な「映える色」ではなく、自分が撮影時に見た色へ近づけます。

Transmitted / 光

透ける光を壊さない

自然光の逆光で、髪や布、空気が透ける繊細な階調を残す。存在しない光を足さず、センサーが観測した情報から再構成します。

Pipeline / 一気通貫

RAWから最後まで組み立てる

デコード、デモザイク、ホワイトバランス、色変換、階調処理までを自分で実装。途中をブラックボックスにせず、写真に届く結果までつなげます。

逆光のススキ野原で空を仰ぐ人物の横顔
C108 / Inside spread

Comic Market 108 / Photo book

創作写真集
『NEKOMATEN』

世界は静かで、すこしだけ透けていた。

雨粒の滲む窓、逆光に透けるススキの穂。静かな旅の時間を一冊にしました。全ページをNekomatenで現像しています。

Date
2026.08.16 (2日目)
Space
南2 d11b
Circle
ねこましん

写真/まし モデル/えむ・ゆう 装丁/LON 発行/ねこましん

完成を急がず、
写真で使えるものにする。

macOS版を開発中

公開時期と配布形態は未定です。自分がLightroom Classicを卒業し、Nekomatenだけで撮影後の流れを完結できることを完成条件にしています。

C108から次の検証へ

この写真集の制作で向き合った色、速度、原本保護の問題を、次の機能と検証へ戻しています。作品とソフトウェアを同じ現場で育てています。

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