RAW DEVELOPMENT / macOS

自分の写真に、
自分で答えを出す。

Nekomatenは、撮影者自身が自分の写真のために開発しているmacOS用RAW現像ソフトウェアです。

Photo book
『NEKOMATEN』
C108 / Day 2
南2ホール d11b
逆光の中で向かい合う2人とNEKOMATENの題字を配した写真集表紙
C108 / Cover developed with Nekomaten

まず、写真を見てください。

夕方の逆光を受けたススキ野原で寄り添って立つ2人 白い紫陽花に囲まれて振り返る人物 曇天の砂丘の稜線に立ち、海を見る人物

ここに並んでいるのは、加工の見本ではなく作品そのものです。全ページをNekomatenで現像したC108写真集から抜粋しています。

作品を見る
逆光のススキ野原で空を仰ぐ人物の横顔
C108 / Inside spread

Comic Market 108 / Photo book

創作写真集
『NEKOMATEN』

世界は静かで、すこしだけ透けていた。

雨粒の滲む窓、逆光に透けるススキの穂。静かな旅の時間を一冊にしました。全ページをNekomatenで現像しています。

Date
2026.08.16 (2日目)
Space
南2ホール d11b
Circle
ねこましん
Price
2,500円

頒布はC108会場のみです。通販はイベント後に検討します。

写真/まし モデル/えむ・ゆう 衣装/M企画「ハイカラ学ラン」「午年衣装」 装丁/LON 発行/ねこましん

紙とインクまで決めた、一冊の仕様です。

Format
297 × 148 mm (横長)
Pages
72ページ (表紙4 + 本文68)
Binding
無線綴じ・左綴じ
Printing
オフセット品質・フルカラー
Paper
表紙 グラフィックファンシー190kg
本文 マットコート135kg

「見た光」へ戻るために、
RAWから最後までつくる。

Lightroom Classicのような表現力と、迷わず触れる明快さ。そのどちらかを選ぶのではなく、撮影者の意図や好みを尊重しながら両立させることを目指しています。

Canon EOS R5 Mark IIとSony α7CRを中心に、RAWのデコード、デモザイク、ホワイトバランスから最終の色づくりまでを一気通貫で実装。自然光の逆光で髪や布が透ける見え方を軸に、雨、曇天、強い人工光まで、自分が実際に撮る写真から課題を見つけています。

写真ができるまでのうち、Nekomatenが担当するのは「現像」です。
  1. 撮る

    カメラでシャッターを切る。

    Canon EOS R5 Mark II / Sony α7CR
  2. RAWが残る

    センサーが受けた光を、ほぼそのまま記録したファイル。まだ写真の見た目にはなっていません。

    これが原本。Nekomatenは書き換えません
  3. Nekomatenで現像する

    RAWを写真の見た目に組み立て直し、色と明るさを仕上げる。この作業を「現像」と呼びます。

    ここを自分で作っています
  4. 作品になる

    画面で見て、書き出して、写真集やプリントにする。

    このサイトの写真も、すべてこの流れ

その「現像」の中身は、6つの工程でできています。

Input / CR3・ARW ここからここまで、Nekomatenで処理 Output / 画面・書き出し
  1. RAW展開

    圧縮データを、センサーが記録した画素値へ戻す。

  2. 黒レベル補正

    光がない状態の基準値を引き、センサー値を整える。

  3. デモザイク

    ベイヤー配列の一色ずつの記録から、RGB画像を組み立てる。

  4. WB・カメラ色

    白色点を決め、機種ごとに実測・校正した色へ変換する。

  5. 階調・色調整

    露出、ハイライト、トーン、色を写真に合わせて仕上げる。

  6. 表示・書き出し

    画面のプレビューと書き出しを、同じ現像結果へつなぐ。

これが開発中の画面です。

Nekomatenの現像画面。砂丘と青空の写真を大きく表示し、右側にホワイトバランスと露光量・コントラストなどのスライダーが並んでいる
写真1枚を開いて仕上げているところ。右のパネルで色と明るさを決めます。

現像ソフトとして、いま実際にできることです。

Develop / 現像

1枚を仕上げるまで

露出、ハイライト、シャドウ、トーンカーブ、色相・彩度・輝度、明瞭度。写真1枚を仕上げるのに要る調整をひと通り持っています。

Measured / 色

実測した色で開く

Canon EOS R5 Mark IIとSony α7CRは、チャートと実写から校正した色を持たせています。平均的な「映える色」ではなく、自分が撮影時に見た色へ。

Library / カタログ

枚数を捌く

フォルダを読み込んで一覧、選別、調整のコピーと貼り付け。1回の撮影で出る枚数を前提に作っています。

Protection / 原本

原本を書き換えない

既存のRAWと、Lightroom Classicが使う.xmpは読み取り専用。編集内容は自作のサイドカーへ分けて保存します。

完成を急がず、写真で使えるものにしています。

いま動いているもの

この写真集の全ページは、Nekomatenだけで現像しました。上の現像、機種別の色、カタログ、NAS上のライブラリ、書き出しまでが実際に動いています。

これから

公開時期と配布形態は未定です。自分がLightroom Classicを卒業し、Nekomatenだけで撮影後の流れを完結できることを完成条件にしています。

写真を、一台のMacに
閉じ込めない。

Nekomatenでは、NASを一つの写真庫として、複数のMacから同じ原本と編集情報を扱う基盤も開発しています。容量を増やすためだけではありません。写真を端末ごとに分散させず、Macを替えても同じライブラリへ戻れるようにするためです。

一定数以上の一括操作前にNASスナップショットを作る安全弁と、Raspberry Piを現像系から独立した管理・監視層にする構成も進めています。

Mac / Develop

現像する

現像・選別・書き込みの判断

NAS / One library

一元管理する

RAW原本・編集情報・スナップショット

Raspberry Pi / Management

外側から見守る

写真を書き換えず、状態と整合性を確認

現在開発中の構成です。開発の進展に合わせて、設計と実装を順次公開します。

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